バラレ Ballalae
ソロモン諸島
ジャスティン・タイラン
Justin R. Taylan
「PACIFIC GHOST」主宰。太平洋の戦争遺跡の調査を行い1997年からインターネット上で情報の公開を行っている。現在は世界中から多くの協力者を得て、発見した航空機の保存、遺品、遺骨の返還など活動を行っている
駐機した状態で複数の機体が残るバラレ(バラライ)島
バラレ島はブーゲンビル島とショートランド島の間に浮かぶ2km程度の小さな島で古くから無人島だった。1900年頃より英国人がコプラのプランテーションを営んでいたが日本軍の進攻によりバラレを離れた。戦後再び無人島となり現在に至る。

飛行場の建設は1942年末から始まり、約1年間 陸海軍の航空機の前線基地として活動した

IMPACT DEC,1943
島は今も無人島だが滑走路はソロモン航空の定期便を迎えるため良く整備されている。島内は至る所に航空機や車両、施設の残骸が点在し島全体が貴重な博物館と言っても過言ではない。現在、島の保存に向けて活動が始まっている。
整備された滑走路
珊瑚礁に囲まれた海岸
島内には多くの一式陸攻が残る
滑走路設営で犠牲となった英軍捕虜の慰霊碑
全ての機体は圧倒的な存在感で語りかけてくるようだ。

  Photo:Y,Sakaida

<縁の地を訪ねてトップ>